大分県自閉症協会

昭和47年、自閉症児を育てる親たちが、子どもたちが安心して過ごせる場、親たちの情報交換・親睦の場として集い、「大分県自閉症児父母の会」が発足しました。

その後、昭和50年に自閉症児・者親の会全国協議会に加盟するかたちで、「大分県自閉症児・者親の会」となりました。全国組織である日本自閉症協会が法人化されたのを受け、平成3年からは「社団法人日本自閉症協会大分県支部」支部として活動を続けて来ましたが、社団法人日本自閉症協会の組織変更に伴い、平成20年4月に「大分県自閉症協会」と名称を変更しました。

最近では、自閉症に対する理解が少しずつ深まり、診断できる医療機関や療育を受けられる機関、福祉サービスも増えてきました。しかしまだまだ自閉症が生まれつきの脳の機能障害であることを知らない人や、その特性(社会性の障がい・コミュニケーションの障がい・想像力の障がい)を知らない方が多いのが現状です。本協会では、自閉症の特性に対する理解を求めた啓発活動を行うとともに、知的障がいを伴わない自閉症の方・知的障がいを伴う自閉症の方・年齢の低い方(就学前・学齢期)・年齢の高い方とそれぞれの課題に応じて部会形式で活動しています。

現在、自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群の方々の親、家族のほか、医療専門家、保育関係者、教育関係者などさまざまな方が入会されています。本会の活動を通して、親御さんや本人の支援と、社会の理解を広げたいと考えております。

大分県自閉症協会の目的
 
1.自閉症に関する知識の普及・啓発   2.自閉症児・者の福祉等に関する相談や斡旋
3.専門家及び関係者等の協力及び連携  4.全国組織等からの情報提供
5.会員相互の親睦や情報交換      6.行政機関への働きかけ