H22.8.21 ・22 久住のパルクラブにて毎年恒例のサマーキャンプを行いました
参加者は、総勢52名
(自閉症児12名・兄弟児2名・保護者12名・学生ボランティア9名・社会人ボランティア10名・発達障害者支援員上級研修者3名・指導者4名)。
お昼ごはんを食べ終えたら、いよいよキャンプの始まりです
始まりの会では、子供たちとのお約束。みんなが楽しいキャンプにするために守ってほしいことを伝えます。してはいけないことを伝えると同時に、どうしたらいいのかが判るようにと考えて、紙芝居にして○×クイズも交えて説明しました。
荷物をお部屋に移動したら、子供たちはボランティアさんと過ごします。
お部屋でのんびりする子、外で虫取りを楽しむ子、それぞれのペースに合わせて過ごしていただくことで、子供たちはボランティアさんに心を開いていきます。
ボランティアさんには事前に担当する子供のサポートペーパーをお渡しして、担当するそれぞれの子供のことをお伝えしました。
子どもとボランティアさんが仲良くなってきたころ、次の活動が始まります。子供は保護者と離れて、ボランティアさんとバスでお出かけです。
今年は久住小学校の御好意で、プールをお借りすることができました。
プール大好きな子供たちは、この活動をとても楽しみにしていました。
休憩をはさんで約2時間、大きなトラブルもなく、満喫して帰って来ました。
ボランティアさんとの距離もぐっと近くなったようです。
子供たちが出かけている間、保護者は県の福祉関係の方々との懇談会です。
県からは猛暑の中、9名の方々が来て下さいました。
自閉症協会からは、年少部会の保護者11名と青年部会より1名、副会長1名が参加しました。
福祉保健部審議監の岡 正美氏よりお話を頂いた後、保護者の質問や意見に対してお答えいただきました。
どの質問に対しても丁寧に判りやすくお答えいただき、実りのある会になりました。
参加していた保護者から、「今まで福祉行政にかかわっている方にお会いしたことがなく、遠い存在だと思っていた。でも、直にお話しすることで、私たちの子供のために一生懸命考えて下さっていることが判り、とても嬉しかったし、心強いと感じた」という感想がありました。
子供たちが帰ってきたら、次はお楽しみの夕食です。メニューはおにぎりとバーベキュー。
たくさん体を動かした後だったからでしょうか。12人のお母さんで、約200個のおにぎりを作りましたが、あっという間に無くなってしまいました。普段は小食な子も、保護者がびっくりするほどよく食べていました。
食事のあとは入浴です。パルクラブの家族湯を貸し切りにして温泉に入りました。
年長の男の子は、ボランティアさんやお父さんが一緒に入ってくれました。中には3人も面倒を見てくれたボランティアさんも!本当にありがとうございました。
お風呂の後は、就寝までの時間をボランティアさんにお願いして、保護者は夕食と入浴です。普段はなかなかゆっくり話す機会を持てないので、こういう時間を持てることはとても貴重です。みんな、食べるのとしゃべるので大忙しでした。こういう時間を持てるのも、ボランティアさんたちのおかげです。
夕食のあとはバトンタッチ。ボランティアさんたちは反省会、保護者は子供の寝かせつけです。
昼間、たっぷり体を動かしたおかげですぐに眠る子もいれば、いつもと違う環境に興奮してなかなか眠れない子も・・・。
自分の子供が眠った順に、保護者も反省会に参加しました。保護者と離れている間の子供の様子や、楽しかったエピソードなどをお聞きすることができ、限られた時間ではありましたがとても楽しい会になりました。
2日目の朝はバイキング形式です。ぱんころりんのおいしいパンを中心に、朝からたくさん食べました。
キャンプももうすぐ終わりです。保護者が後片付けをしている間、子供たちはボランティアさんと過ごします。
虫取り網を持って外で遊ぶ子もいれば、お部屋でゆっくり過ごす子もいます。
みんな、残りわずかな時間をそれぞれに楽しんでいました。
楽しかったキャンプも終わりです。
終わりの会でのこと。
みんなで歌「ビリーブ」を歌い始めると、Sくんが大きな声で泣き始めました。
最初は大きな音に驚いたのかな?と思ったのですが、その場を離れる様子もなく・・・。キャンプが終わってしまうのが、寂しくなってしまったからでした。
楽しかったね。また来ようね。
今年もたくさんの方々に、本当にお世話になりました。
お陰様で、今年もとても楽しいキャンプになりました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました
年少部会 キャンプスタッフ一同