平成23年8月20日(土)~21日(日)
久住のパルクラブにて、毎年恒例のサマーキャンプを行いました
参加者数は、61名
保護者15名、対象児13名、きょうだい児6名
指導者4名、発達障がい者支援者研修上級コース受講者1名、社会人・学生ボランティア22名のみなさんです
ボランティアのみなさんがいち早く到着
みんなでヨーヨー作りを頑張っています
なかなか水を入れるのが難しいようです
ふと空を見上げると、やる気いっぱいの雨雲が‥
雨 大丈夫かな~ 心配です
まずは、おいしいお弁当で腹ごしらえ
初めて会うボランティアさんに緊張しつつも、なごやかな昼食風景です
ボランティアさんには、事前に担当する子供のサポートペーパーをお渡し読んでもらいました
学生ボランティアのみなさんが、マルマルモリモリを踊ってくれました
子供たちも自然に踊り出しましたよ
それから、プールの予定が……
雨のため、ガンジーファームへ
動物にえさをあげたりお土産を買ったり……
楽しく過ごせました もう、みんなすっかり仲良しです
ガンジーファームから帰ってきた子どもたちと、参加者全員でかき氷を食べました
雨の中ご参加くださった県職人の方々にも、子供たちと身近に関わって頂きました。
食べ終わると子どもたちは、絵手紙に挑戦です
保護者は、懇談会時間です
県職員との意見交換会では、県の方々が話し易い雰囲気を作ってくださったおかげで、多くの質問をする事ができました。
実際の暮らしの中での困ったこと、福祉行政への素朴な疑問など、一つ一つの質問にわかり易く返答くださり有意義な会となりました。
そのころ、子どもたちは4人の絵手紙の先生から絵心を学んでいました??
みんな上手でしょう
作品に大満足な子供たちです
いよいよ夕飯は、お待ちかねの焼き肉
全員でいただきます
お腹がふくれた頃、スイカ割りや、もぎたてきゅうりの早食い大会をしました
食事のあとは、パルクラブの家族湯を貸し切りにしてもらい温泉を堪能できました
ボランティアさんも、一緒に入ってくれました
笑い声やお湯の掛け合いなど、久住の山々に弾む声が響いています
みんな綺麗になったかな
お風呂のあとは、花火大会です
煙で前が見えません
煙の向こうは、みんな笑顔でいっぱいです
そろそろ就寝の時間が近ついてきました……
昼間、たっぷり体を動かしたおかげですぐに眠る子もいれば、いつもと違う環境に興奮してなかなか眠れない子も……
自分の子供が眠った順に、保護者も反省会に参加しました。
保護者と離れている間の子供の様子や、楽しかったエピソードなどをお聞きすることができ、限られた時間ではありましたがとても楽しい会になりました。
2日目の朝はバイキング形式です。
ぱんころりんさんのおいしいパンを中心に、朝からたくさん食べました
コロニーでとれた、サラダやなすの塩揉み、とてもおいしかったです
朝ご飯の後は ボランティアの先生方の御協力でスライム作りをしました
なんとも言えない心地よい手触り
大人も子供も一生懸命です……
素敵な作品が出来上がりましたよ
畑では なすとキュウリの収穫体験を楽しみました
大きなキュウリ・なすを、ハサミで上手に収穫しました
終わりの会ではボランティアのみなさんに、子どもたちが御礼のお手紙を読みました
ボランティアさんの感想など聞けて、感動を共有した終わりの会でした
1泊2日と短い期間ではありましたが、環境の変化が苦手な自閉症児が、それぞれ楽しんで参加できました。
大きなトラブルも、パニックを起こす子どももおらず、普段は苦手な活動にも、指導者・ボランティアの適切な支援で、興味を持って参加する姿が見られました
ボランティアに参加した方から
「雨で大変だったけど、子供との関わりの中から判るように説明すること、出来るようにそっと手伝うこと、気持ちに寄り添うことの大切さを学んだ」
という感想をいただきました。
ここ近年は、発達障害支援者研修上級の支援者の研修の場にもなっており”専門的な知識・経験を持つ指導者が具体的なアドバイスを行い、学生・社会人ボランティアが直接支援をする”という理想的な形をとることができました。指導者・ボランティアともに、自閉症児・者へのかかわり方を学ぶ良い機会になったと思います。
保護者は、各活動の準備や片付けなど、全員で運営に携わっていたため、子どもの支援はほとんど指導者・ボランティアにお願いする形になりましたが、子どもたちはのびのびと活動する事ができました
県職員との懇談会では、保護者から「県の方々が身近に感じた」「もっと話したいと思った」「真剣に考えてくださり、本当にうれしかった」という感想が多くありました。
来年度も、楽しい! そして、貴重なキャンプが開催できますように……
関わってくださったすべての皆様に心から感謝致しております。
本当に、ありがとうございました